乗船日数1000日のクルーズアドバイザーブログ

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〜スイス アイガー山麓グリンデルワルドで暮らす様に旅をする〜 フィルスト編


ニュージーランドやカナダも山岳観光を楽しめる。
しかしスイスが他国と異なる点は、麓から山頂までゴンドラ、ケーブル、登山鉄道といった山岳交通機関で「ひょぃっと」上がれる点。 


これらの山岳交通機関も、スイスパスがあると無料もしくは50%や25%割引などかなり割安で楽しむことが出来る。 


グリンデルワルド村に到着した翌日は、先ずはスイスフランや乗り物など慣れて頂くために、裏山のFirst(独フィルスト)にゴンドラで上がる。 
2回駅を経由し、その都度に角度が変わり標高も上がるので、グリンデルワルド村からは見る事が出来ない氷河群やフィシャーフォルナー、アイガー、メンヒ、ユングフラウなどのベルナーオーバーランド三山が、山頂まで楽々上がって一望できる。 

 

高山植物とアルプス写真撮影講座を開催したり、山頂から約1Kmほどプチハイキングを楽しんだり、山々の説明をしたりして12:00頃には一度山頂で解散。 
出来るだけ十人十色の「私流グリンデルワルド」をお楽しみ頂きたいからだ。 


解散後は、ハイキングが好きな方は更に奥の「バッハアルプゼー」まで、そしてゆったり過ごしたい方は展望レストランでビールや郷土料理「ロシュティ」を食べたり、早目にケーブルで下山してグリンデルワルドの町外れでゆっくりしたり、更には他の山岳交通機関で別の山々へと、この旅の醍醐味は「私流グリンデルワルド」が自らの意思で作り上げることが出来ること。
こうした個人型旅行が楽しめる添乗員同行ツアーは、国内にはなかなか無い。   

スイスの有り難い事は、標高が3,000m超えようが、山岳交通機関で上がった絶景ポイントには必ず展望レストランがあること。そこの地域伝統料理をビールやワインとともに楽しむ事が出来る。 
また、シャレーからサンドイッチなど持参し、気に入った絶景ポイントでピクニックスタイルでも楽しむ事が出来る。
時間に追われない、滞在型ならではの過ごし方。   


ちなみにスイスは永世中立国。故に、かつては各家庭で有事に備え、チーズやジャガイモなど保存食保持が義務づけられていた。ジャガイモを刻んでこんがり焼いたロシュティ(写真)、保存で硬くなったチーズを白ワインで溶かして食べるチーズフォンデュやラクレットなどが「永世中立国が故に生まれた伝統郷土料理」という事は意外と知られていない。  


此れから少しづつご紹介させて頂きますが、日本同様に資源を持たない小国スイスならではの持続可能なスイスモデルが現代の観光立国スイスの礎となっている。 


今週末、10/8(日) 2023年スイス滞在型 帰国報告会を開催。スイス文化にご関心ある方はお気楽にご来遊下さい。 

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