乗船日数1000日のクルーズアドバイザーブログ

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〜スイス アイガー山麓グリンデルワルドで暮らす様に旅をする〜 ツェルマット編


かつてはグリンデルワルドからツェルマット迄は日帰りでは行けませんでした。 
しかし、2007年国民の悲願であった世界一長い「レッチュベルグベーストンネル」(34.6Km)が完成したので、グリンデルワルドからツェルマットまで日帰り観光が可能となりました。 
これ迄の美しい鉄道からの車窓とは違い殆どトンネル。 
グリンデルワルド駅からインターラーケン・オスト駅を経由してシュピーツ駅。 
ここでスイス〜イタリア間を走行する国際列車に乗り換え。
前車両はイタリアミラノ行き。一歩乗り間違えると国際列車なので一気にイタリアまで行ってしまう。乗り間違えないよう緊張の一瞬だ。 


毎日、「旅づくりの職人」が作り上げた小旅行をご用意している。
勿論、参加は自由だ。 
殆どのご参加者の目的は、山岳救助隊AIR ZERMATによる特別フライトだろう。
 
二十年以上予め日本から予約し毎年フライトしてきたが残念ながら今年、初めて荒天によるフライトキャンセル…。 
かなりの期待というより、滞在型旅行に参加する最大の目的がこのフライトという方も決して少なくないだけに非常に残念。 


 

AIR ZERMATT はアラスカ、ニュージーランドでフライトしているパイロットとは訳が違う。 
彼らは山岳救助隊なので、マッターホルンで滑落し骨など骨折して自力下山出来なくなったアルピニストなど1分、1秒争う人の命を左右される救助隊。
即ちそんじょそこらの観光ヘリパイロットとはレベルが違い世界トップフライター。  

ベース基地もツェルマット観光に訪れる方には先ず見つける事が出来なく岩肌が開きリフトで基地へ。 
ヘリに搭乗しない方も必見の隠れスポット。 
スイス老舗、TOM  TAILOR仕立てのフリース、トレーナーなどAIR ZERMATT公式グッズは此処でしか購入出来ない。 


ヘリフライトの後は、マッターホルンが最も近くで見る事が出来るマッターホルン・グレーシャー・パラダイス(3,883m) 
ツェルマット山麓から途中、フーリ トロッケナー・シュテッグと2階乗り継いで行くものの一気に富士山標高より高いポイントに上がるので心臓には負担はかかる。 
しかし、このヨーロッパ最高ポイント展望台にも約300名以上はエスコートし1人も高山病などにせず皆さん展望台までご案内し無事に下山させている。 
健常者であれば誰でも行けるかがきちんとリーダーである私のアドバイスに従って頂ければ貴重な体験が出来る。   

ヨーロッパ最高峰展望台に行くまでのゴンドラ眼下には「テオドール大氷河」が御覧頂ける。 
正に氷の河だ。 
写真は撮り損ねたが、このゴンドラ、デザインがかなり格好いい。 
それもそのはず彼のフェラーリ、マセラティの設計ピニン・フィリナ社デザインによるもの。ツェルマットともなると、流石イタリア色が強い。 


また、ツェルマットは高級山岳リゾート。
センスの良いショッピングも目白押しで、ウィンドウショッピングしているだけでも楽しくなる。  

新田次郎著「アルプスの村、アルプスの谷」を読んできた方々のために、マッターホルン初登頂後に起きた悲劇の物語として、フランスツールの谷に生まれし名ガイドクロの墓や山岳博物館に展示されているザイルで「初登頂成功の後に起きた悲劇の物語 切れたザイルの謎」と題してしっかり解かせて頂いた。 



明日、10/8 2023年スイス滞在型帰国報告会を開催します。 
巷旅行会社にはない、ありきたりの旅行には満足していない方 是非全国唯一無二のスイスお話しを聞きにお越し下さい。 

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