乗船日数1000日のクルーズアドバイザーブログ

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コロナ禍で台頭したきた バイキングリバークルーズ 第1話 ライン・マイン・ドナウ運河で巡る4ヵ国 

 第1話 ライン・マイン・ドナウ運河で巡る4ヵ国 


Grand European Tour Itinerary from Viking River Cruises


アムステルダムの北海から世界自然遺産ドナウデルタまでの3,400Kmを、ライン河、マイン河、ドナウ河、そして1992年に完成したライン・マイン・ドナウ運河で、ヨーロッパ大陸11ヵ国の国々をリバークルーズで一筆書きで巡ることができるようになった。


乗船してしまえば、あとはデッキやラウンジやキャビンの窓から美しい風景が流れていく―

鉄道や貸切バスを利用したヨーロッパツアーの添乗経験もあるが、リバークルーズはヨーロッパを旅する最良の方法と添乗経験を通じて確信している。 


第1話は、北海への注ぎ口アムステルダムからヨーロッパの交通の要衝ドイツのパッサウまでの約1,000km。

外洋クルーズもリバークルーズも共通しているが、クルーズ船をそろそろ下船する前夜にディナーを楽しみながら「何処が一番気に入りましたか?」とお客様に訪ねると、大体皆さん異口同音に、世界遺産などがあり誰もが知っている港より、初めて聞く港や大手旅行会社パンフレットの美しいグラビア写真には掲載されていないマイナーな場所が、一番記憶に残り良かった!」と仰られる。第1話の航路でいうと、マイン河、ライン・マイン・ドナウ運河、パッサウあたり。 


マイン河は他の河川と違い川幅が小さく両岸の今からの季節だと新緑や白鳥はじめ小鳥も多く、朝目覚める時に小鳥たちの囀ずりで早朝目覚めるなんて長い人生の中でもそうそう体験できるものではない。
また、ヨーロッパを一筆書きで旅ができる様になったライン・マイン・ドナウ運河あたりがヨーロッパ大陸の大分水嶺、北海への注ぎ口オランダ アムステルダムと黒海への注ぎ口ドナウデルタ。その水位差なんと420m! 厳密に言うと「ヒルポルトシュタイン・ロック」で一気に25m水位を上げる、ロックを出たポイントがヨーロッパ大分水嶺 ここまでがライン河・マイン河上り、これ以降は黒海に向けてドナウ下りと言うわけだ。 


勿論前半のアムステルダムの風車群「キンデルダイク」、マイン河へ合流するまでのライン河畔両岸の古城を船首にある床まである大パノラマウィンドウのラウンジでゆったりご覧頂き、船からバスに乗る事もなく「ひょいっ」と下船し世界遺産レーゲンツブルクなどの寄港地を散歩程度に散策もリバークルーズならではの醍醐味。そしてドイツパッサウへ。


パッサウあまり聞いた事がないと言う方々が多いのだが、パッサウは3つの河が合流する小さな素敵な町。
中世より、ザルツブルクからはイン河を通り良質な岩塩を、チェコ ボヘミア地方からは銀などの鉱石やボヘミアグラスがパッサウに全て一度運ばれ、また東からは地中海、黒海、ドナウを通じ胡椒、香辛料などが 交通の要は洋の東西を問わず栄える。本当に小さな町だがパッサウの大聖堂がヨーロッパ大陸横断し、数々の教会、大聖堂を訪れるが私は此処が一押しだ。 
パッサウでは、北海からのクルーズ船、黒海からのクルーズ船何隻ものクルーズ船がドッキングしており、ここで下船、また新たに乗船したりと時代が変わっても交通の要衝の役割は変わらない。


 アムステルダムからライン、マイン河上りで またハンガリープタペストからドナウ河上りで各々7泊8日のクルーズでご自宅より延べ10日が一番私も添乗が多い。


日本人は一般的にクルーズは7泊8日のクルーズが一番人気。しかし、実際に乗船してみると解るのだが、北米、豪州の方々は7泊8日では区切らない。そのまま連続乗船しパッサウからプタペストまで更に7泊8日、更にプタペストからブカレストまで7泊8日と2区間、3区間が標準。長い人生3万日 折角なのでパッサウから更に1区間、2区間伸ばしても人生に支障がなければ是非とも引き続き乗船して頂きたい。 

問い合わせはinfo@tourstation.jp「マイン・ライン・ドナウ運河問合せ」まで


第2話はドイツ パッサウからハンガリー プタペストまでドナウ下りをご紹介します。

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