乗船日数1000日のクルーズアドバイザーブログ

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コロナ禍で台頭したきた バイキング リバークルーズ  第3話ドナウ河で巡る東欧5ヵ国

第3話 ドナウ河で巡る東欧5ヵ国 

ドナウ河中欧の魅力は、ブダペストから東のセルビア、ブルガリア、ルーマニア等の東欧文化に触れて初めて解る気がします。
しかし一般的には、そうそう簡単には2度も行く事は出来ないかもしれないが、中欧文化に触れて初めて東欧文化の価値が良く解る(逆もまた然りです)。


ドイツのシュバルツバルト(黒い森)に端を発し、ドイツ、オーストリア、スロヴァキア、ハンガリー、クロアチア、セルビア、ルーマニア、ブルガリア、モルドバ、ウクライナの10ヵ国を通って黒海へそそぐ大河ドナウの全長は2,411Km。


第3話はドナウ河の後半ハンガリーのプタペスト~ルーマニアの黒海への注ぎ口スリナまでの1,652km。


ハンガリーの本当の魅力は、ブダペストの鎖橋から東の大平原を見ないと解らない。


コダーイ、バルトークらの曲を聞いているとその旋律にアジアがイメージされ、遊牧民族が何となく浮かんでくる。

 
また、東欧ワインなど普段はまず口にする事はないが、東ドナウ圈は地中海にも近く乾燥地域で、肥沃な大地なので実に旨い、で値段が信じられないほど安い。ワインに限らず物価はかなり安い。


 大平原の後は深い渓谷美が何キロも続き、最終下船のルーマニア・ジョルジュから東は大湿原地帯ドナウデルタと大自然ばかりかと思いきや、セルビアのベオグラード、ルーマニアのブカレストなどでは旧ユーゴスラビア、クロアチアのオイシェクでは更に歴史を遡りローマ帝国、オスマン帝国、ハプスブルグ帝国の歴史にも触れる事ができる。


 多くの方々はこの東欧を「ユーゴスラビア」として学んだと思う。私もその一人だ。強いリーダーシップのもと異なる民族、宗教、言語の大東欧圈をまとめあげたチトー大統領亡きあとは本当に、血生臭い戦争が長く続いた。 

 少し前まで対岸で銃を構えあった国々の東欧の乗組員がONE TEAMになって船内で私共異民族に精神誠意サービスをして下さる様に平和の尊さを肌で実感する航路だ。あの悪名高きチャウシェスク大統領のパーラメントハウス。

  
 少し日程に余裕があればブカレストから更に山岳地域のトランシルバニア地方は高級山岳リゾート、また黒海へと注ぎ込むドナウデルタでペリカン、白鳥などの野鳥なども楽しめる。

季節によってかなり水位や様子が異なるので、何をポイントにしたいかで、お薦めの季節は変わるので、失敗しない為にも是非ご相談頂きたい。
info@tourstation.jpまで 「バイキングリバークルーズ問合せ」とお送りください。

コロナ禍で台頭したきた バイキング リバークルーズ  第2話ドナウ河で巡る中欧5ヵ国

第2話 ドナウ河で巡る中欧ヨーロッパ5ヵ国 


Romantic Danube Itinerary from Viking River Cruises


ドイツ・パッサウから出航し、チェコ、オーストリア、スロヴァキア、ハンガリー・ブダペストまで中欧ヨーロッパ550km のクルーズ。
途中約35kmにわたる世界遺産「バッハウ渓谷の文化的景」、メルク修道院など幾つかの修道院に立ち寄りながらのクルーズとなるが、数々のリバークルーズをエスコートしてきた中で、リバークルーズが初めての方には、この区間航路から始めることをお薦めしたい。


各々異なる文化を持つ中欧の5ヵ国はとても変化に富んで興味深い。
またリバークルーズの場合は、各国々の伝統料理も楽しめる。

ワイン好きの方にはバッハウ渓谷はヨーロッパきってのワインの宝庫。

また音楽好きの方にはヨハン・シュトラウスはじめドヴォルザーク、スメタナ、モーツァルトなどこのエリアは枚挙に暇がない。


バイキングの場合は、ドイツのパッサウ、ハンガリーのブダペストでオーバーナイトステイ(1泊停泊)するのでかなりゆったりしており、クルーズ全体を旅の始めと終わりに引き立てることになる。
外洋も同じだが、クルーズ初日と最終日にオーバーナイトステイが入っているコースを是非選んで頂きたい。
その理由は実際に乗船したら必ず解る


因みに、第1話も今回の第2話も共通して言えることですが、通常バイキングの場合は航路を往復するので、○○○河上りと○○○河下り双方同一区間がある。勿論寄港地は同じだが旅の印象は上りと下りで全く違う。
これは一概には言えないので、リバークルーズ検討の際には全てのリバークルーズの双方を経験を持つ私にお問い合わせ頂ければ、上りが良いか、下りが良いか、出かけるならば季節は何時が良いか 初めてのリバークルーズを失敗しない為のコツをこっそりお教え頂します。
問い合わせはinfo@tourstation.jp「ドナウ川クルーズ問合せ」まで

コロナ禍で台頭したきた バイキングリバークルーズ 第1話 ライン・マイン・ドナウ運河で巡る4ヵ国 

 第1話 ライン・マイン・ドナウ運河で巡る4ヵ国 


Grand European Tour Itinerary from Viking River Cruises


アムステルダムの北海から世界自然遺産ドナウデルタまでの3,400Kmを、ライン河、マイン河、ドナウ河、そして1992年に完成したライン・マイン・ドナウ運河で、ヨーロッパ大陸11ヵ国の国々をリバークルーズで一筆書きで巡ることができるようになった。


乗船してしまえば、あとはデッキやラウンジやキャビンの窓から美しい風景が流れていく―

鉄道や貸切バスを利用したヨーロッパツアーの添乗経験もあるが、リバークルーズはヨーロッパを旅する最良の方法と添乗経験を通じて確信している。 


第1話は、北海への注ぎ口アムステルダムからヨーロッパの交通の要衝ドイツのパッサウまでの約1,000km。

外洋クルーズもリバークルーズも共通しているが、クルーズ船をそろそろ下船する前夜にディナーを楽しみながら「何処が一番気に入りましたか?」とお客様に訪ねると、大体皆さん異口同音に、世界遺産などがあり誰もが知っている港より、初めて聞く港や大手旅行会社パンフレットの美しいグラビア写真には掲載されていないマイナーな場所が、一番記憶に残り良かった!」と仰られる。第1話の航路でいうと、マイン河、ライン・マイン・ドナウ運河、パッサウあたり。 


マイン河は他の河川と違い川幅が小さく両岸の今からの季節だと新緑や白鳥はじめ小鳥も多く、朝目覚める時に小鳥たちの囀ずりで早朝目覚めるなんて長い人生の中でもそうそう体験できるものではない。
また、ヨーロッパを一筆書きで旅ができる様になったライン・マイン・ドナウ運河あたりがヨーロッパ大陸の大分水嶺、北海への注ぎ口オランダ アムステルダムと黒海への注ぎ口ドナウデルタ。その水位差なんと420m! 厳密に言うと「ヒルポルトシュタイン・ロック」で一気に25m水位を上げる、ロックを出たポイントがヨーロッパ大分水嶺 ここまでがライン河・マイン河上り、これ以降は黒海に向けてドナウ下りと言うわけだ。 


勿論前半のアムステルダムの風車群「キンデルダイク」、マイン河へ合流するまでのライン河畔両岸の古城を船首にある床まである大パノラマウィンドウのラウンジでゆったりご覧頂き、船からバスに乗る事もなく「ひょいっ」と下船し世界遺産レーゲンツブルクなどの寄港地を散歩程度に散策もリバークルーズならではの醍醐味。そしてドイツパッサウへ。


パッサウあまり聞いた事がないと言う方々が多いのだが、パッサウは3つの河が合流する小さな素敵な町。
中世より、ザルツブルクからはイン河を通り良質な岩塩を、チェコ ボヘミア地方からは銀などの鉱石やボヘミアグラスがパッサウに全て一度運ばれ、また東からは地中海、黒海、ドナウを通じ胡椒、香辛料などが 交通の要は洋の東西を問わず栄える。本当に小さな町だがパッサウの大聖堂がヨーロッパ大陸横断し、数々の教会、大聖堂を訪れるが私は此処が一押しだ。 
パッサウでは、北海からのクルーズ船、黒海からのクルーズ船何隻ものクルーズ船がドッキングしており、ここで下船、また新たに乗船したりと時代が変わっても交通の要衝の役割は変わらない。


 アムステルダムからライン、マイン河上りで またハンガリープタペストからドナウ河上りで各々7泊8日のクルーズでご自宅より延べ10日が一番私も添乗が多い。


日本人は一般的にクルーズは7泊8日のクルーズが一番人気。しかし、実際に乗船してみると解るのだが、北米、豪州の方々は7泊8日では区切らない。そのまま連続乗船しパッサウからプタペストまで更に7泊8日、更にプタペストからブカレストまで7泊8日と2区間、3区間が標準。長い人生3万日 折角なのでパッサウから更に1区間、2区間伸ばしても人生に支障がなければ是非とも引き続き乗船して頂きたい。 

問い合わせはinfo@tourstation.jp「マイン・ライン・ドナウ運河問合せ」まで


第2話はドイツ パッサウからハンガリー プタペストまでドナウ下りをご紹介します。