〜スイス アイガー山麓グリンデルワルドで暮らす様に旅をする〜 リギクルム鉄道編
スイス中央部に位置するリギ山は、僅か2,000mにも満たない名も無いマイナーな山。
しかし、此処からは360°のアルプス4,000m級の山々が外輪山の様に大パノラマでご覧頂ける。
余程、皆さん誰もが知るスイスの山へ上がるより感動は大きい。
「名を取るより実を取る」のであれば一押しだ。
特筆すべきは、リギクルム鉄道に行くまでのグリンデルワルド〜インターラーケン・オスト〜ルツェルン迄の区間はスイスきっての絶景ルートだ。
スイス国内のほぼ全ての鉄道に乗ったが、自信を持ってお勧めする。
また、ルツェルンからリギクルム鉄道に乗車するには湖をクルーズしなければならない。
フィアヴァルト・シュテッテ湖(通称ルツェルン湖)は、どの港もとても洗練された美しい港街ばかり。
彼のオードリー・ヘップバーンが湖畔教会でウェディングを上げた事も頷ける。
リギクルム鉄道は、ヨーロッパで一番最初に建設された登山鉄道だ。
また山頂にあるホテルはスイスで一番最初に出来た山岳ホテルだ。
名も無い「リギ山」へ行くまでのルートといい、山頂からの360°の大絶景といい「旅づくりの職人」としては第一級だと思う。
「旅づくりの職人」としてはかなり拘りがあり、同じシーニックルートを鉄道でグリンデルワルドに帰るのだが、西陽がたっぷりと湖に差し込む時間帯にグリンデルワルドに帰るので、氷河によって沈殿したロック・フラワー(雲母)が光に反射し、湖面がコバルトブルーに変わる。
往路と復路では全くスイス鉄道からの風景も異なる。
このルートもスイスパスを駆使しての小旅行。かなりの回数の鉄道駅、湖港で乗り換えする。
乗り換えをホームからホーム、また予約車両がどのセクターに入るか頭にきちんと入っていて且つ20名ものお客様を一つに纏め上げ、恙無く安全第一に列車、登山鉄道、湖船にエスコートし加えて解説までとなると相当の経験がないと出来るものではない。
この道一筋27年の経験があって出来る唯一無二の旅だ。
今週末、10/8(日) 2023年スイス アイガー山麓グリンデルワルドで暮らす様に旅をする 帰国報告会を開催します。スイス鉄道、スイストラベルシステム、スイスパスにご関心のアルプス方はそのノウハウ全てお教えしますので、お気楽にご来遊下さい。