乗船日数1000日のクルーズアドバイザーブログ

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コロナ禍で台頭したきた バイキング リバークルーズ  第8話 ヴォルガ河に大帝ピョートル 女帝エカテリーナの足跡を訪ねる

第8話 ヴォルガ河に大帝ピョートル 女帝エカテリーナの足跡を訪ねる

 ロマノフ王朝の都、サンクトペテルブルクからモスクワまで全長1,552km 水位160mを17のロックを通過する壮大な旅だ。


Waterways of the Tsars Itinerary from Viking River Cruises


 途中ラドガ湖、オネガ湖、シェクスナ川、モスクワ運河、ネヴァ川を経由しモスクワまで、かなり変化に富んでいる。
オネガ湖など幾つもの湖へ沈むゆく夕日を見ていると、まるで「海」。 

 幾つもの湖や川を運河で繋ぎ、160mもの水位を17のロックで調整し、初めて大河ヴォルガ河となる。 


 クルーズの母港となるサンクトペテルブルク港、モスクワ港に到着すると、3隻ほどが一束になりドッキングし停泊している。その数有に30隻はある。
流石かつて社会主義だっただけあり、客船の外観は全て同じ。此には正直驚いた。
どうやってVIKINGを探せば良いのか…。

多くのリバークルーズ船が集結するリバークルーズのハブ港であるオーストリアのウィーン、ハンガリーのブダペスト、ドイツのパッサウ、スイスのバーゼルなどでも数々のリバークルーズ船が集結している事があるが各船、外観、長さなど各々特色があるので、大体一目瞭然で解る。
(正解には、港の中でもドックの番号が乗船口前日には解るので、指定されたドックNoへ行けば良いのだが…)


 しかし、流石世界トップのVIKING! 港ではVIKINGの旗バナーなどが設置されており、ロシア民族衣装を身に纏った美しい女性、アコーディオンでロシア民謡を奏で、遠来の訪問客を歓迎するパンと塩(フレブ・ソーリ)を持って港で出迎えている。他船にはない出迎え体制からして、一目瞭然でVIKINGと判りかなりの優越感だ。


 また、米系リバークルーズ会社VIKINGとUNIWORLDだけは、ロシア政府に多額の金額を支払い、外観こそは約50隻程のヴォルガ河を航行するクルーズ船と全く同型だが、この2社だけは内装は全く違い、かつてロシア所有時代では2部屋代だった壁をぶち抜き1部屋にし、他の河川を航行しているVIKINGの内装仕様にし、キャビン、レストラン、ラウンジ全て改造している。

Viking Ships of Russia
 こういった事は、実際に乗船し他の船も見たうえで、キャプテンら上層クラスに聞いて初めて解かることだ。
クルーズ雑誌、まして旅行会社パンフレットは、どれもこれもとても上手く書いてあるので、素人さんは勿論、プロの旅行会社スタッフでも何度も現地で情報を集め経験しない限りは解らない。 

 ヴォルガクルーズは、旅行日数が長くそういう簡単には行けないと思う。
失敗しないためにも、是非ヴォルガ河クルーズはじめ様々な河を、色々な会社のリバークルーズ船に「乗り比べ」している経験ある弊社に、いつ出掛けると良い季節なのかも含めて聞いて頂きたいと思います。


お問合せはinfo@tourstation.jp「ヴォルガ河問合せ」とメールにてー

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