乗船日数1000日のクルーズアドバイザーブログ

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VIKING ドナウ河中欧5ヵ国X'masマーケット マリア・テレジアの足跡を訪ねて

私の旅づくり

旅行会社の醍醐味は「旅づくり」にこそあると思っている。


私の旅づくりは、先ず
「主人公」
を決める。


セーヌ河リバークルーズならば「モネ」、ローヌ河リバークルーズならば「ゴッホ」、バルト海&ヴォルガ河リバークルーズならば「女帝エカテリーナ」などなど。 今回のドナウ河リバークルーズは「マリア・テレジア」を主人公として、彼女の足跡をリバークルーズで約530Km移動しながら中欧の歴史を紐解く企画。

高校時代、世界史は専攻はしたが実際には学んだ記憶がない史実を掘り起こし、船内で映像や資料などを使って皆さんに解りやすく紐解く…
単に「ブダペストの真珠」「シェーンブルン宮殿」「X'masマーケット」は美しかった!では、個人でもインターネットで簡単に海外旅行の手配ができてしまう時代、「旅づくりの職人」ならではの企画の醍醐味が其処にはなくてはプロとしての存在意義がないと思っている。 

リバークルーズの場合、ライン、ローヌ、セーヌ、ドナウ殆ど往復でリバークルーズは航行しているので「○○河上り」と「○○河下り」がクルーズ会社パンフレットを見ると存在する事が解る。
しかし、旅行会社パンフレット見ると会社都合でどちらかしか存在しないように見受けられる。
様々な河川リバークルーズを経験してきたが、上りクルーズと下りクルーズは随分と違いがある。 

先にも述べたが、今回のドナウ河中欧5ヵ国X'masマーケットを「マリア・テレジア」を主人公に据えてのプロデュース。
ハンガリー・ブダペストは、一度は東方異教徒によって陥落され、一時はオーストリア・ウィーンにまで攻め入られ、初女帝しかも23歳にしてハプスブルクのトップに就かなくてはならなくなり、その後身籠り、乳飲み子を抱きかかえて、命懸けでドナウ圏を守り抜いた「マリア・テレジア」を今回の旅の主人公に据えてしるので、ハンガリー・ブダペストからスロバキア、オーストリア、ドイツへの「ドナウ河上り」しか彼女の偉大さは理解できない。
「旅づくりの職人」目指す者としては「物語」が最も重要だ。
見えないものまで、皆さんに見せて差し上げる事ができる。 


プロじゃなくても簡単に旅の手配できてしまう時代、旅づくりの腕が問われている。

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