乗船日数1000日のクルーズアドバイザーブログ

クルーズのことならお任せ!手配から添乗まで終始一貫したプロデュースで27年・乗船日数1000日のクルーズアドバイザーが教える失敗しないクルーズのコツが満載

東欧ドナウリバークルーズ 視察 2日を終えて

リバークルーズはクルーズ乗船前後の宿泊ホテルは同格でないとつまらない。ルーマニア乗船にあたり、ブカレストHILTONと郊外のドラキュラ伝説の古城近くのKRONWELLホテルを視察、実際に宿泊。一流と言われるリバークルーズVIKINGや今回厳選し、乗船するAMA WATERWAYSは何とホテルにチェックインカウンターを持っている。リバークルーズは決して急いで乗船する事なかれ。長い人生約3万日の中の数日、数万で全く違うリバークルーズ体験ができます。最終冊子には「チェックインは15:00」からと書いてはあるが、実は一流のリバークルーズは軽いランチぐらいは予めラウンジで用意されているので、「お約束」を破り早めに乗船し船内で本体の皆様が、チェックする頃には既に荷解きも終わり、ゆったりラウンジで寛いでいます。OCEAN RIVER共に前泊し早めに乗船お薦めします。どこのホテルに泊まるか、クルーズ専門会社にお聞きください。

東欧ドナウ河リバークルーズ  視察 1日目を終えて

ドイツ黒い森のドナウエッシンゲンという小さな泉に端を発して黒海まで約2,850Km  


1日目は黒海へのドナウ河流入ポイントである「トルチャ」からボートで1991年に世界遺産に登録された「ドナウ・デルタ」をクルーズ。

アテンドしてくれたのは地元で28年ドナウ・デルタ専門IBIS TOURS Manager&GuideのMr.Daniel。流石地元で28年経験、且つ自らGuideするだけあり、自然相手とは言え野鳥が大体どの季節、どの時間にいるのか全て把握。頭の中にGPSが入っている。要するに今の季節はまだアルプスからの雪解け水が多くお目当てのペリカンはまだ水かさがあり、見られない。6月位から水位がどんどん下がり最大4mは下がる。水位が浅く且つ魚が豊富にいる環境を知っていれば、間違いないと。こればっかりは魚群探知機、GPSでも無理、長年の経験がものを言う。


リバークルーズで、黒海に流れ込む河口までクルーズできる会社もあるにはある。しかしドナウ・デルタにはドナウ中流域と違い「ロック」がなく、水位調整ができない。したがって河口まで行けるか否かは「一か八か」自然任せ。 
最近は行けなかった時のトラブルに巻き込まれるクルーズ会社も多いとの事。旅程の安全性をとるならばブカレスト近くのジョルジュ発クルーズを選択した方が、無難です。



リバークルーズ、経験者自ら視察に行って様々細部まで確認してからお客様へご提案

ドイツのシュバルツバルト(黒い森)の中にある小さな泉に端を発し、様々な支流が合流。
ドイツ、オーストリア、スロバキア、クロアチア、ハンガリー、セルビア、ルーマニア、ブルガリアの9カ国を通り黒海へと注ぎ、古より民族、宗教、文化を滔々と運んできた全長約2850Km の大河ドナウ。
再来年、クルーズ愛好家の方々とドナウ・マイン・ライン運河を経て、黒海のドナウデルタからオランダ アムステルダムまで気の利いたリバークルーズ船で出かける予定。日本にいても勿論、簡単に机上で企画はできる。しかし、弊社は経験者=添乗員 自らが実際に経費を払い視察に赴き企画をしています。


その中で当然視察には選択ミス、失敗もある。しかし「失敗は成功の始まり」とは良く言ったもので、毎日視察レポートを省らかに書留めて、ある程度は現場でつくり、そして帰国後、更に検証を重ねて一つのコースを毎回「旅づくりの職人」として作り上げています。
今時はネットで簡単に調べて企画はできるが、やはり紙一枚の企画になるまでにどれだけ手間隙かけた企画か、これはお客様への説明会、実際の添乗時、大きな違いになる。


今回は、ドナウ河が黒海に注ぎ出るドナウデルタからルーマニア、ブルガリア、セルビア、ハンガリーと約1,153Kmのドナウリバークルーズ。クルーズ船は「気の利いたリバークルーズ船」をプロフェッショナルの目利きとして厳選したAMA WATERWAYSの『アマチェルト』。本日からしばしドナウリバークルーズ「東欧の宝石」にお付き合い下さい。