乗船日数1000日のクルーズアドバイザーブログ

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今、苦境に立たされているダイヤモンドプリンセスですが…

キャプテン以下、やっと乗組員と乗客の全てが下船した。


プリンセスクルーズが日本発着を就航して2020年で7年―。ご存知の方々も多いとは思いますが、同船は三菱重工長崎造船所で最新技術を結集し、1番船を「ダイヤモンドプリンセス」2番船を「サファイアプリンセス」として建造を始めたが、2002年10月、1番船の火災により、2番船の「サファイア・プリンセス」を「ダイヤモンド・プリンセス」と改名して、流石三菱重工だけあり航空機の技術から転用されたガスタービンで低騒音、低振動を実現、また航海中に出る膨大な汚水や廃棄物を船内で処理する画期的な技術を駆使した数少ないMADE IN JAPANのクルーズ船


創業間もない頃には、環境に厳しいアラスカで日本人として惚けらしげに乗船し、私にとってはクルーズ人生の歩みと共にあると言っても過言ではなく、実に多くの世界中のクルーズ愛好家に指示されてきた銘船だ。



観光立国政策が色濃くなりはじめた10年ほど前、当時プリンセスクルーズ日本地区総代理店代表木島栄子女史から「日本はコバルトブルーの美しい南西諸島はカリブ海、穏やかで風光明媚な瀬戸内海はエーゲ海、人を海から寄せ付けない知床半島や三陸沿岸はアラスカなどに見たてれるので、日本人が国際線のロングフライトで疲れもなく、自分たちの近くの日本の港から上下船できる様になれば、もっともっと日本のクルーズ市場が伸びる」と色々薫陶を仰いだものだ。


また函館、釧路、青森、酒田、境港、高知、宮古など、汎日本観光として地方の津々浦々の港へ一度に何千人もの乗客を地方へと送客し続けてきたダイヤモンドプリンセスは、まさに「クルーズ振興における地方創生」の切り札として先陣をきって取り組んで頂いてきたはずだ。


業界に身を置き30年、かなりの日数のクルーズ添乗を此まで経験してきたが、クルーズは乗船手続き施設に入る前、手続き後乗船する時、レストラン、カフェなど至るところに除菌ジェルが設置され乗客対して除菌を徹底的に施されており、キャビンは「衛生」の視座から一日3回ほど掃除をしたり…国際線航空機、ホテル、国際列車よりも、各段に除菌・衛生には徹底的に管理されている。今回の騒動は政府判断ミスが大きな原因で、決してクルーズが感染しやすいものではない。

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