乗船日数1000日のクルーズアドバイザーブログ

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欧州リバークルーズのススメ ドナウ河 東欧クルーズ 後編

ドナウ東欧リバークルーズは、寄港地全てが国、民族、言語、通貨が異なる故に、エクスカーションも「暮らし」がテーマになっていて、他の欧州リバークルーズにはない魅力がある。


旅の始まりルーマニアの黒海への注ぎ口「ドナウデルタ」は世界自然遺産登録、そして首都ブカレストはあの独裁政治時代にできた通称チャウシェスクハウス 、そしてAMA WATARWAYS本体はブカレストヒルトンでクルーズチェックイン。そしてブカレスト市内の通称チャウシェスク・ハウス(Palece Parlament)など、そして郊外のトランシルヴァニア地方は山岳リゾートエリアだ。

通称ドラキュラ城(Bran Castle)や中世の佇まいそのままの旧市街BROSOV、Peles Castleなど、宿泊は近代的なKRON WELL HOTEL。個人的には絶対にシナヤ地区にあるPeles Castle隣接するHOTEL Bucegiだ。観光客が帰った後の朝夕の静寂がたまらなくいい。


乗船はブカレスト市内から更に1時間ほど行ったかなり寂しい街ジョルジュだ。対岸は言語も通貨も異なるブルガリア。ブルガリアのルセからルーマニア ブカレストへの寄港地観光へは旅券持参しバスが国境の出入国審査ゲートでしっかり手続きがある。少々緊張しながら正に国境を越える実感がある。

ブルガリアのヴィディンでは実際に暮らしているご家庭に訪問して、家庭料理のバァニッツァ・ペストリーや本場ブルガリアでヨーグルトづくり。

セルビアの首都ベオグラードはまるで「世界ふれあい街歩き」の様な観光が自分たちのペースでゆったり楽しむ事ができる。


又途中ドナ河最大のロックIron Gateを通過し一気に35m水位をあげる。途中幾つもロックを通過する度に確実にブダペストに向かって、「ドナウ河上り」をしている事を実感。セルビアではノビサイドという田園風景が美しい村で家庭料理をつくったりと、この東欧ドナウ河クルーズでは「暮らし」がテーマになった寄港地観光がかなり工夫されている。

クロアチアは東地中海クルーズで良くドブロブニクには行くが、かなりクルーズ観光客も多くなりユーゴスラビア内線がつい最近まで如何に激しい戦争で多くの民族間の悲劇は今となっては垣間見る事ができないが、寄港地ヴコヴィルではかなり生々しく如何に激しい内戦であったか、理解する事ができる。リバークルーズでは過去の重要な歴史的遺産を巡りながら、二度と悲劇を繰り返してはならない事を学ぶ機会は多い。ハンガリーのモハーチでは首都ブダペストでは解らない、アジアとヨーロッパの接点である事が「顔立ち」からも推測される。そして旅の終焉は何と言ってもドナウの真珠と呼ばれるブダペスト。宮本輝著「ドナウの旅人」を読んだ方はブタエリアからの眺めが一段と美しく見えるに違いない。


今回はAMA CERTOに乗船したが、途中港で様々なリバークルーズ船とDockingするので、様々なクルーズ船をプロとして見てきた。やはりクルーズ雑誌、クルーズ番組には出てこない情報こそが、お客様が知りたい「本当の情報」だと実感。AMA UNIWORLD VIKING Luftner NIKKO等々様々なリバークルーズ会社があるが、かなりコンセプトが違う。

さて、貴方はどのリバークルーズ会社を選びますか?

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