乗船日数1000日のクルーズアドバイザーブログ

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~中部国際空港フライ&クルーズハブ拠点構想の必要性を解く~その①


 

中部インバウンドセールスプロジェクトさんの「コロナ禍明けの観光・インバウンドを共に考える」フォーラムでお話をさせて頂く機会に恵まれました。  

 

旅行業に入ったのは今から32年前の1990年代。当時の国際空港は現在の 
県営名古屋空港。 
ちょっと言葉は不適切だが田舎の田んぼの中にある様な空港だった。 
しかし、当時は欧州、北米、豪州 各々の方面に各国を代表するナショナルフラッグが次々に新規就航が始まってきて業界としても非常に活気があった。 


今の様なインバウンド需要ではなくその殆どがアウトバウンド需要。 
愛知万博が決まるや否や国際空港は常滑の中部国際空港へ移転。 
しかし、旧名古屋国際空港に就航していたナショナルフラッグはことごとく 
中部国際空港から撤退。 
何の為にあれだけ立派な国際空港をつくったのか… 
空港内レストラン、店舗賃料やイベントなどの航空外収益も時代の流れで良いが、あくまでもそれは国際空港としての本来の機能を維持している事が大前提 
 



 

撤退してしまった国際航空会社を再び呼び戻すには、それなりの力強い動機づけが必要。需要がない限り再就航は望めない。 
世界のクルーズ市場は約4,000万人。 
又、世界のクルーズ客船約400隻のうち1割の40隻ほどがこれ迄の地中海やアラスカから日本に配船先をシフトしてきている。 


「中部国際空港フライ&クルーズハブ拠点構想」はそうした外資系クルーズ会社に乗船し、類い稀な文化を持ち 変化に富んだ美しい海岸線を持つ日本をゆったり巡りたい…。そうした世界のクルーズ愛好家を「空」からお招きする構想 


世界約4,000万人の約80%はクルーズ市場は正に愛知県から撤退してしまった航空会社本社がある欧州、北米、豪州に市場がある。 
まさか、太平洋を泳いで中部国際空港フライ&クルーズハブ拠点まで来る事はない。 


こうした国策とも言うべくダイナミックな事は小生ごときがとやかく言ったところでどうなるものではない。 


インバウンドも活況を呈してきた今、民間企業 国土交通省中部運輸局、 
愛知県、業界団体 ONE TEAMとなり「知多から世界へ」みんなで考え、行動しなくてはならない時代。 


「何もしなければ何も変わらない」此だけははっきりしている。 
関係者皆さん、かつて就航していたナショナルフラッグの復活を共に考え、行動に移す どうぞお力添えのほど宜しくお願い致します。

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