乗船日数1000日のクルーズアドバイザーブログ

クルーズのことならお任せ!手配から添乗まで終始一貫したプロデュースで27年・乗船日数1000日のクルーズアドバイザーが教える失敗しないクルーズのコツが満載

あれから一年、死者13名、御遺族のためにも今やらなくてはならないコト。

ダイヤモンド・プリンセスが厚生労働省の検疫下に入ったのは丁度一年前の2月3日。ダイヤモンド・プリンセスのキャプテンルームから「本船は日本の厚生労働省の検疫下に入る」と一斉アナウンス。 

ここから、乗客乗員3711名の隔離が厚生労働省により始まり過酷な18日が始まった。  



過去に前例がないとはいえ、結果として713名の感染者そして死者13名を出してしまった。 

一体あの時、厚生労働省が船内、船外で誰がどの様な判断をし、どの様な事が行われ、そして御遺族、感染者の補償などまだまだ未解決、不透明のまだまだ。  




私共は一日も早いクルーズ船の安全・安心な再開を願って止まないが、一方で地方港、港の市民、県民が入港しても誰もが安心・安全と思える仕組みを日本政府とカーニバルコーポレーションを軸に構築してからでないと軽々にクルーズ再開すべきではない。  



ダイヤモンド・プリンセス級とまでは言わないにしても、またクルーズで感染者を出して地方自治体、地方医療現場にご迷惑、トラブルなど出したらもう次は日本ではクルーズ産業は成りたたなくなる事だけは何としても避けなければならない。 

本当に13名の方々は亡くならなくてはならなかったのか、感染者を713名も出さなくてはならなかったのか…。 

外資系クルーズ船再開の前に「ダイヤモンド・プリンセス号事故調査委員会」を設立して何が問題だったのか、どうすべきであったのか厚生労働省、国土交通省、外務省が縦割りを払拭し尊い命を落とした方々の為にもやらなくてはならない。  




幸い、外資系クルーズはまだ再開していない。今ならばまだ間に合う。それでも事故調査委員会を開催しないならば地方港は「守るべきは県民、市民の健康と命」の立場で地方自治体が「地方分権一括法」を県議会、市議会で条例をつくり「安全と安心」が確立されまで不本意ではあると思うがクルーズ船の入港許可を出すべきではない。 

まだまだ先がある。観光立国目指す我が国としてクルーズ産業はとても重要だ、決して軽々しく再開してはならない。

×

非ログインユーザーとして返信する