乗船日数1000日のクルーズアドバイザーブログ

クルーズのことならお任せ!手配から添乗まで終始一貫したプロデュースで27年・乗船日数1000日のクルーズアドバイザーが教える失敗しないクルーズのコツが満載

NHKラジオ深夜便 明日へのことば「クルーズ船での隔離の日々」 を拝聴して

本日8月4日「NHKラジオ深夜便 明日へのことば」で「クルーズ船の隔離の日々」と題して、ダイヤモンド・プリンセス号乗客としてジャーナリストの小柳 剛氏と旅行会社勤務の小柳 玲子女史が出演し、職業的な見地も交えてかなり具体的な内容を放送した。


民放番組のように単に「話題を煽る」のでなく、NHKらしく「国民が聞きたい事」「国民が知りたい事」をアンカーが冷静に質問しており、民法番組の「偽りの知見者」でなく実際の経験者として、また両氏のプロフェッショナルの職業観も交えて答えており、今後日本政府並びにクルーズ会社の対応に一石を投じた事は間違いない。  


様々な船内での出来事を「感情を入れず」又アンカーも「煽る」事ない双方向の内容には、一つづつ今後の政府、クルーズ会社、そして私共クルーズ専門会社として「クルーズ再開に向けて今後為すべきコト」が明確に見えた。 


両氏それぞれ特に印象に残った「明日への言葉」は 


小柳 剛氏(職業:ジャーナリスト)
①厚生労働省は、船内で何をやってきたのか語っていない 
②プリンセスクルーズ社は(何故此だけの出来事になってしまったのか)一口を閉ざしたまま。 


小柳玲子女史(職業:旅行会社勤務) 
①今後再びクルーズに乗船したいか?とのアンカーの質問に対し「巨大なクルーズ船ではなく人数が少なくて何かがあっても陸に直ぐに下船できるヨーロッパのリバークルーズならば乗船したい」 
②これ迄旅行会社は自社の収益だけを考えてクルーズ船選びをしてきたが、今後はクルーズ会社の「安全」に対してどの様に向き合っているか、現場はどの様に実際対応しているかこういった視座で客船選びをしなくてはならない 
③クルーズを予約する方々に対して上記②の事を語れる旅行会社スタッフでなければならない。


クルーズ専門旅行会社としては、両氏の考えに賛同する。


弊社は地方の小規模旅行会社。しかし、本社なのでクルーズ会社経営責任者とも時に直接、お客様への御返金など誠意ある対応を求めたりする。 
又これ迄様々なトラブルに巻き込まれながらも900日以上海外クルーズ添乗も実際にしてきて「出かけて、経験して初めて解るコト」を沢山経験してきた。 
クルーズほど平和、文化、歴史、異なる民族間の相互理解に貢献できる旅のスタイルはないと長きの経験を通じて確信している。 


日本政府、クルーズ会社、クルーズを扱う旅行会社 各々が両氏からの「明日へのことば」を謙虚に聞き入れ、対応しなければならない。  

クルーズ再開への道標、今後の観光立国を我が国が本気で目指すならば、是非お読み頂き、各々の立場で総括して頂きたい。 

小柳 剛氏著 「ダイヤモンド・プリンセスからの生還」 

 https://www.kadokawa.co.jp/product/322003000562/


聞き逃した方は是非「らじる らじる」にて聞いて下さい!↓

※「らじるらじる」にて今回のテーマの聞き逃し配信をしています。
(8/11(火)午後0時 配信終了)

×

非ログインユーザーとして返信する