美食家に贈るオーシャニアの魅力~バルト海洋上より⑤~
いよいよオーシャニアでのクルーズも佳境に入り、世界遺産タリン、そして多くのお客様が最も楽しみにしている「北の麗人」サンクトペテルブルグへ入港。
最近は個人旅行クルーズもかなり増えたが、有難い事に弊社はオーガナイザー様からクルーズ添乗経験900日ということ以外に、小生の「旅づくり」に共感してオファーを頂き、同行する機会が年間を通して少なくない。
今では簡単に国際線を手配し、クルーズターミナルまで行きチェックインもできる時代とはなったものの、お客様は「安心感」と「付加価値」を求めていらっしゃると自他共に認識している。
地中海やバルト海の殆どの港は、中世以来「海から始まる歴史の物語」だ。
しかし現代ではなかなかそうは見えないし、又ある程度の知見もないと見えてはこない。
洋上セミナー開催後に、「海から始まる歴史の物語」の港町に正面玄関からアプローチし、街を散策すると「見えないものがはっきり甦って見えてくる」と洋上セミナーは非常に好評だ。
明日は「サンクトペテルブルグ」に入港。それに先駆けて「北の都 皇帝たちの夢 ~ロシア・サンクトペテルブルク~」と題したセミナーをオーシャニア・マリーナの船内で開催。
北方の熊と西欧諸国から揶揄され、ひけをとらない為に奮闘したピョートル皇帝、そして後を引き継ぐように芸術と学問を愛した女帝エカテリーナの野望をしっかり解き明かした。
きっと「見えないもの」が見えてきて、また一味違った感動が見えてくるだろう。