乗船日数1000日のクルーズアドバイザーブログ

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ドナウ河リバークルーズ VIKING乗船中 その②

「リバークルーズは初めての場合どこの河がオススメですか?」
そんな質問をよくされることが多い。


色々な、価値観があるので一概には言いきれないがセーヌ、ローヌ、ヴォルガなど様々なヨーロッパリバークルーズを約300日経験してドナウ河をオススメしている。理由は訪れる国が多いので、異なる文化が一度に楽しめるからだ。


今回の旅も、プタペスト(ハンガリー) →ブラチスラバ(スロバキア)→ ウィーン、リンツ(オーストリア)、→ブラチスラバ(チェコ) →パッサウ(ドイツ)と、僅か7泊で5ヵ国の異なる文化に触れる。

各クルーズ船全てではないですが、VIKINGの場合はドナウ河畔中欧の様々な伝統料理も楽しむ事ができる点もオススメしたいところ。(勿論セーヌ、ローヌと言った一つの国しか巡らない場合は各地方毎の料理をVIKINGの場合は出してはくれます)


ここで一つリバークルーズコースを選ぶ時に重要な事として、○○河リバークルーズ「上り」なのか「下り」なのか。勿論双方共に寄港地は同じだが、クルーズの印象は全くと言って良いほど違う。これこそ実際に双方共に乗船した経験がない限り解らない。(勿論、そこまで拘らなくても良いのでは…)しかし上り、下り共にキャビン代金は同額ならば「感動が大きいほう」を私は経験談を通じた話を理由と共に話してます。

仕事柄何度も○○上りクルーズも○○下りクルーズも何度か経験はできる。しかし余程の事がない限りは一度しか行かない。人生の想い出の刻まれ方は全く違ってくる。結論ドナウの場合は訳あって「ドナウ河上り」即ち今回はプタペスト→パッサウだ。表面上だけの世界遺産、名所巡りならばさしてどちらでも良いですが、ドナウはハプスブルク文化と言っても過言でない。 


マリア・テレジアの足跡をテーマにブタペストがトルコ軍に崩落し、ブラチスラバ、ウィーンまで異教徒が進行してきたのものの僅か24歳にして戴冠式を終え、涙ながらにして我が子を抱き抱えハプスブルク家の復活を訴えたブタペストの王宮を見た後、ブラチスラバ城、メルク修道院、そしてシェーンブルン宮殿、そして大司教が君臨していたパッサウへと順に訪れると「見えるもの」が全く違う。 旅づくりは「物語」が重要だ。

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