乗船日数1000日のクルーズアドバイザーブログ

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〜中部国際空港フライ&クルーズハブ拠点港の必要性を解く〜その②


中部国際空港にて地元常滑商工会議所、市議会議員、中部圏インバウンドセールスプロジェクト、愛知インバウンド協会など様々な団体のリーダーの皆様とご一緒に考える機会に恵まれた。    

クルーズ業界関係者として、地元愛知県に世界のクルーズ愛好家に支持されるクルーズ客船が入港してくる事は本望だが、中部国際空港空港フライ&クルーズハブ拠点はあくまで手段。 


真の狙いは、かつて旧名古屋国際空港に世界各地から就航していた各国を代表するナショナルフラッグの再就航。 


私が旅行業界へ入った頃とはインバウンド、アウトバウンドの構造も全く変わり、今や撤退した国々から我が国日本を訪れたいという需要が圧倒的に強い。 


此れだけ大それた話は私ども如きがとやかく言ったところでどうしようもない。 
しかし、此れ迄旅行業界に32年携わり多くの皆様と関係を築いてきた。 


そうした経営者仲間と中部圏のツーリズムにおける核論を共に考える事は大切ではないかと思う。

~中部国際空港フライ&クルーズハブ拠点構想の必要性を解く~その①


 

中部インバウンドセールスプロジェクトさんの「コロナ禍明けの観光・インバウンドを共に考える」フォーラムでお話をさせて頂く機会に恵まれました。  

 

旅行業に入ったのは今から32年前の1990年代。当時の国際空港は現在の 
県営名古屋空港。 
ちょっと言葉は不適切だが田舎の田んぼの中にある様な空港だった。 
しかし、当時は欧州、北米、豪州 各々の方面に各国を代表するナショナルフラッグが次々に新規就航が始まってきて業界としても非常に活気があった。 


今の様なインバウンド需要ではなくその殆どがアウトバウンド需要。 
愛知万博が決まるや否や国際空港は常滑の中部国際空港へ移転。 
しかし、旧名古屋国際空港に就航していたナショナルフラッグはことごとく 
中部国際空港から撤退。 
何の為にあれだけ立派な国際空港をつくったのか… 
空港内レストラン、店舗賃料やイベントなどの航空外収益も時代の流れで良いが、あくまでもそれは国際空港としての本来の機能を維持している事が大前提 
 



 

撤退してしまった国際航空会社を再び呼び戻すには、それなりの力強い動機づけが必要。需要がない限り再就航は望めない。 
世界のクルーズ市場は約4,000万人。 
又、世界のクルーズ客船約400隻のうち1割の40隻ほどがこれ迄の地中海やアラスカから日本に配船先をシフトしてきている。 


「中部国際空港フライ&クルーズハブ拠点構想」はそうした外資系クルーズ会社に乗船し、類い稀な文化を持ち 変化に富んだ美しい海岸線を持つ日本をゆったり巡りたい…。そうした世界のクルーズ愛好家を「空」からお招きする構想 


世界約4,000万人の約80%はクルーズ市場は正に愛知県から撤退してしまった航空会社本社がある欧州、北米、豪州に市場がある。 
まさか、太平洋を泳いで中部国際空港フライ&クルーズハブ拠点まで来る事はない。 


こうした国策とも言うべくダイナミックな事は小生ごときがとやかく言ったところでどうなるものではない。 


インバウンドも活況を呈してきた今、民間企業 国土交通省中部運輸局、 
愛知県、業界団体 ONE TEAMとなり「知多から世界へ」みんなで考え、行動しなくてはならない時代。 


「何もしなければ何も変わらない」此だけははっきりしている。 
関係者皆さん、かつて就航していたナショナルフラッグの復活を共に考え、行動に移す どうぞお力添えのほど宜しくお願い致します。

~美しき青きドナウ河畔に中欧4ヵ国の世界遺産を訪ねる~ 余談編



クルーズ船のプログラムとして早朝エクササイズもありましたが、
「添乗員によるラジオ体操!」を毎朝6:30より任意参加で実施したところ、意外に評判が良く沢山の方々にご参加頂けました。  


朝食前のイチに皆さんにお会いすると・・・ 

  1. インストラクターとして前から皆さんの顔を見ていると、お元気そうとか少しお疲れ気味かな…?など、皆さんの体調が良く解る
  2. 毎日、日本語でDaily Programをお渡しするが再度1日のスケジュールを確認の為にご案内できる 
  3. シャワー、お部屋温度など何か不具合や質問など、体操終了後の雑談で早期に対処できる 
  4. そして何よりお客様が爽やかに1日がスタートでき、一週間体調崩さずお過ごし頂ける 

海外の、ましてやドナウ河畔の移り行く風景をご覧いただきながらのラジオ体操は、きっと思い出の一つに加わったのでは…。


旅の途中で誕生日をお迎えになられるお客様がいらっしゃり、乗客の皆さん、乗組員と共にお祝いしました!
人生の節目をこうして旅先で迎えるって人生の思い出の一ページに加わりますよね…
「おめでとうございました!」 
こんな素敵な笑顔が見れると何だか此方まで幸せな気分になってきますね。 


「チョットしたモノで日本文化のコミュニケーションが出来ますよ!」と、最終日程表お渡し説明会でお話しましたところ、新聞紙で上手に「兜」を作って下さり、毎日お世話になったテーブル担当スタッフにプレゼントして頂きました!
本当にチョットしたことがお互いの思い出になります。


最後はフェアウェルパーティー。
キャプテン、ホテルマネージャー、クルーズディレクターと皆さんで記念写真! 
途中色々なアクシデントがありましたが、
「終わり良ければ全て良し」
そんな和やかなひと時でした。