乗船日数1000日のクルーズアドバイザーブログ

クルーズのことならお任せ!手配から添乗まで終始一貫したプロデュースで27年・乗船日数1000日のクルーズアドバイザーが教える失敗しないクルーズのコツが満載

外資系クルーズ再開に向けてのZoom勉強会開催に先駆けて

木島榮子女史-
初代カーニバルジャパン代表取締役で外資系クルーズ会社に重たい扉を開け、今日まで日本のクルーズ業界を牽引してきた人だ。 
過日、著書「私とクルーズ 半世紀を振り返って」と手紙を頂戴した。 
かなり凹んだ気持ちだったが、一気に拝読したが勇気と諦めてはならないと強く感じた。  

 

今年ツアー・ステーションは創立25年だが、木島女史はその倍の50年外資系クルーズ会社と向き会ってきた。その苦労たるや半端でない。 
今、経営のピンチと思っていたが、木島会長の辿った道からすれば足元にもおよばない。 


明日は全国港湾、自治体、DMOなど50名以上が外資系クルーズ船再開に向けての勉強会にご登録頂いている。 
今日は開催に先駆けて木島会長と事前の打ち合わせ。 

  
外資系クルーズ再開に寄せる期待とこれ迄実に多くのクルーズ関係者を育て上げてきただけあり、皆さん大変熱心にご参加下さる。 


木島会長にしてみれば苦節50年にして大輪の花を見届けて引退の花道を飾る年だったがコロナで全て吹っ飛んだ。その無念さは相当なものであろう。 


クルーズ業界の広報の為にあとひと頑張りして下さる。俺たちが此れからは業界を牽引する覚悟が必要だ。

いよいよ、日本発着外資系クルーズが再開!? その前にやらなくてはならないコト。

いよいよ、今春4/5より外資系クルーズトップバッターとしてRCIクァンタム・オブ・ザ・シーズが出航を控えている。続いてMSCベリッシマ、ダイヤモンド・プリンセス、Holland America Msノールダム、ポナンル・ソレアル…続々と出航が控えている。未だクルーズキャンセルの連絡はない。 

ご予約頂いているお客様には「事実と客観的所感」をお伝えしている。 

初めての事とは言え、厚生労働省の船内隔離要請を受け結果的に死者13名、感染者713名のパンデミックを出してしまった以上は、事故調査委員会を設置し「何が問題であって、今後どうしなければならないのか」しっかりクルーズ業界に報告があり、その上で国と地方港が「守るべきは国民の命」の視座から解り易い具体的なメッセージがない限り、何時まで出航はできないであろう。 

現政権の小出し政策ではとても力強く、港を抱える県民、市民誰もが安心するメッセージ、具体的検疫策を出せるとは思えない。 


小泉さんが総理大臣時代、日本は此れから観光立国を目指す!と大変解りやすいメッセージが届けられ、今日までクルーズ振興通じた汎日本観光に取り組んできた。


観光立国を目指し昨年は世界の約1割のクルーズ船が日本近海を航行し、地方の港から地域に賑わい創出してきた。 


現政権はGo Toなのか、それともBack Toなのか…。 

このままではダイヤモンド・プリンセスで隔離の結果亡くなった方々の死が無駄になってしまう。 

今度クルーズでパンデミックを出してしまったら二度とクルーズ業界の再起はない。同じ鐵を踏む前にしっかりとした事故調査委員会を立ち上げ、検証し具体的な策を示して頂きたい。 

今ならまだ間に合う。 

最新の日本発着クルーズ動向、情報はクルーズは下記HPよりお問い合わせ下さい。

https://ts-cruise.com/

このままではケジメがつかない…

苦節二十余年にして、昨年第24期は過去最高のクルーズ受注だった。


クリスタルクルーズ、飛鳥Ⅱ Owner's sweetでのWorld Cruiseに始まり、Sea Dream1でのモナコグランプリを絡めたクルーズ、日本発着Holland America ネプチューンスウィートによる日本一周、ベートーヴェン生誕250周年ドナウ河クラシッククルーズ…


長い年月かけてつくりあげたご予約が全て吹っ飛んだ。その額約3億円。
小規模事業者にとっては再起不能とも言える受注額が一瞬で消えた。


1996年の創立以来、今日まで小規模事業者ながらクルーズ一筋でやってきた。地中海、バルト海、アラスカなどOcean クルーズ約650日、ドナウ河、ヴォルガ河、ローヌ河などRiverクルーズ約350日 延べ約1,000日のクルーズ添乗歴で培った経験は失敗含めて誰にも負けないと自負がある。 

 

 

パリ日本大使館前からノルマンディまでのセーヌ河クルーズで、リバークルーズトップ会社UNIWORLDにも関わらず、出航して直ぐに油圧不具合でキャプテンズルームが橋にぶつかり吹っ飛んだコト、Holland America銘船にも関わらず、秋のニューイングランドクルーズで日本を出発する前日、急遽ボストン→ニューヨーク 10日→15日、Sweet→インサイド 等々、数々の絶対絶命の危機の添乗も、誠心誠意逃げる事なく自ら持ちうる体力と能力の限りを現場で発揮したお陰で、当時のお客様も未だにTOUR STATIONをお引き立て頂いている。 

 手配歴25年、クルーズ添乗歴1,000日 実に様々な事を経験してきた。 

創立25年目にして奈落の底に落ち未だにもがいている。このままではケジメがつかない…。 


必ずもう一度、世界の海、世界の河へ戻ってみせる。クルーズほど人生に感動を与えてくれる旅はないと確信している。 
握った舵は決して離さない。