クルーズ手配歴30年・乗船日数1000日のクルーズアドバイザーブログ

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【海から読み解く ラストフロンティア・アラスカ】第2話 ジュノー メンデンホール氷河

クルーズアドバイザー加藤広明

 第2話 ジュノー メンデンホール氷河

8月24日(火)

アラスカ州の州都ジュノーへ。

今日は船のエクスカーションで、メンデンホール氷河を訪ねました。

ジュノー氷原から流れ出す38の大きな氷河のひとつで、約13マイルにわたり山を削りながらメンデンホール湖へと続いています。   

写真の背後に見える巨大な氷河。

しかし、ここで目にするのは「美しいアラスカ」だけではありません。

氷河は今、後退を続けています。かつて氷の下だった場所には森が生まれ、新しい風景へと変わっていく。まさに地球の変化を自分の目で見る場所です。 

海からアラスカを訪ね、氷河、森、川、そして海のつながりを考える。

これも今回の旅で、皆さんにお伝えしたい大切なテーマです。

次回はスキャグウェイへ。 ゴールドラッシュの歴史を訪ねます。


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【海から読み解くラストフロンティア・アラスカ】第1話 〜バンクーバーからアラスカへ〜

クルーズアドバイザー加藤広明

第1話 バンクーバーからアラスカへ

2026年8月22日。

いよいよバンクーバーから、アラスカへ向けて出航です。


今回乗船するのは、ホーランド・アメリカ・ライン「コーニングスダム」 

私にとってバンクーバーは特別な場所です。

私の海外クルーズの原点も、バンクーバーからアラスカへ向かう旅でした。

あれから長い年月が経ち、クルーズの仕事に携わって30年、乗船日数も1,000日を超えました。 


そして今、再びこの海へ。

今回の航路は、バンクーバーからインサイド・パッセージを北上し、ジュノー、スキャグウェイ、グレーシャーベイ国立公園、ケチカンへ。 


この旅で見たいのは、氷河や雄大な景色だけではありません。

ゴールドラッシュの歴史、先住民族の文化、森林と海のつながり、そして地球環境。

「観光地を見る旅」から、「その土地を読み解く旅」へ。

さあ、ラストフロンティア・アラスカを海から訪ねる旅の始まりです。


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【海から読み解くラストフロンティア アラスカ】〜序章〜  なぜ今、私は再びアラスカへ向かうのか

クルーズアドバイザー加藤広明

〜序章〜  なぜ今、私は再びアラスカへ向かうのか

私の海外クルーズの原点をたどると、そこには「アラスカ」があります。

初めて本格的な海外クルーズを体験した船は、Crystal Harmony(クリスタル・ハーモニー)。 

長崎の三菱重工で建造され、1990年に就航した、当時を代表するラグジュアリー客船でした。

そして、その船で私が初めて目にしたアラスカ。


バンクーバーから北へ。

複雑に入り組んだインサイド・パッセージを進み、深い森、海へ落ち込む山々、氷河、そして小さな港町を訪ねていく――。

それまで私が抱いていた「海外旅行」とは、まったく違う世界がそこにありました。


あれから30年以上。

旅行会社を立ち上げ、クルーズを仕事にし、世界各地の海や川を旅してきました。

海外クルーズの乗船日数も、気がつけば1,000日を超えました。

それでも、アラスカには何度訪れても「まだ知らない何か」があります。

だから今回、私はもう一度、バンクーバーから北を目指します。 

しかし今回は、単に「氷河を見に行く旅」ではありません。

  • なぜ、この海岸線には道路で結ばれていない町が多いのか。

  • なぜジュノーがアラスカ州の州都になったのか。

  • なぜスキャグウェイに、人口規模からは想像できないほど多くのクルーズ船がやって来るのか。

  • ゴールドラッシュは、この土地に何をもたらしたのか。

  • そのはるか以前から、この地で暮らしてきた先住民族の人々は、海や森、氷河とどのように向き合ってきたのか。 

  • そして、いま目の前で後退していく氷河は、私たちに何を語りかけているのか。

「きれいだった」「大きかった」「すごかった」

それだけでアラスカを通り過ぎるのは、あまりにも惜しい。


歴史を知れば、港町の景色が変わります。

先住民族の文化を知れば、トーテムポールの見え方も変わります。  

ゴールドラッシュを知れば、スキャグウェイの一本の鉄道にも物語が見えてきます。

そして地球環境について少し考えてから氷河の前に立てば、その巨大な氷の風景は、単なる絶景ではなくなるはずです。


今回乗船するのは、Holland America Line「Koningsdam(コーニングスダム)」 

Holland America Lineとアラスカとの関係は深く、アラスカがアメリカ49番目の州になるより前、1947年からこの地への旅を続けてきました。

私が今回、数ある船会社の中からHolland America Lineを選んだ理由も、そこにあります。

長く航海してきたからこそ持つ土地との関係。

グレーシャーベイ国立公園では、パークレンジャーや先住民族の人々の話にも耳を傾けながら、大自然を「見る」だけではなく「知る」。

そんな旅がしたいのです。 


そしてもう一つ。

30年以上前、Crystal Harmonyのデッキからアラスカを眺めた私は、まだクルーズを自分の生涯の仕事にするとは思っていませんでした。

それが今、還暦を迎え、再びバンクーバーから同じ北の海へ向かっています。 


けれども、同じアラスカは二度とありません。

氷河も変わった。

港町も変わった。

クルーズ産業も大きく変わった。

そして何より、私自身が変わりました。 

30年前には見えなかったものが、今なら見えるかもしれない。

だから今回の旅では、観光地を点として紹介するのではなく、海という一本の線でアラスカを読み解いてみたいと思います。


題して、「アラスカを読み解く・全10話ラストフロンティアを海から訪ねる旅」

クルーズ手配歴30年、乗船日数1,000日を超えた今だからこそお伝えできるアラスカがあります。

第2話からは、この「ラストフロンティア」を形づくってきた歴史、人々、自然、そして海を、一つずつ訪ねていきます。

さて…。

30年余りの時を経て、再びアラスカへ。

私のクルーズ人生の原点を訪ねる航海の始まりです。


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