乗船日数1000日のクルーズアドバイザーブログ

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〜スイス アイガー山麓グリンデルワルドで暮らす様に旅をする〜 シャレー編



スイスはホテルではなくシャレーをお勧めしたい。 
シャレーとは山小屋風宿泊施設。 
理由は、何と言っても安い事に加えて、スイスの暮らしが体験出来るから。 


ホテルではないのでレストランやバーなどはない。
その代わりにホテルより部屋はかなりゆったり広く、またアイガー、ベッターホルンなどアルプスの山々をご覧頂きながらの夕食や、朝焼けをご覧頂きモーニングコーヒーなど広いバルコニーやダイニングでゆったり楽しむことが出来る。 


通常のツアーだと、お腹も空いていなくても決められた時間にレストランで食べなくてはならない。しかも海外の場合、およそ食べ切れない量の食事。 


自分が食べたい時間に、食べたいものを、リラックスして夫婦、お友達同士でゆっくり食べる事が出来る。 

 


スイスには何処の地区にも日本でお馴染みの安心・安全な食材が揃うCoopがある。 
写真は全てCoopにて調達。
チーズも「チーズ専門店」で購入し道具も揃っているので本格的なラクレットやチーズフォンデュもかなり値打ちに体験しながら楽しむ事が出来る。 


食の安心・安全を売りにするCoopには陳列棚には産地がフランス、ドイツなどのEU製品とスイス製品に別れている。スイス製品でもとりわけ写真にある🐞てんとう虫マークの「BIO  SWISS」は一押し。 


ハムなども産地はスイスである事は当然だが、家畜が食べる「餌」である🌽とうもろこしや大麦など全てスイスで育てた有機農作物。EU製品に比較すると多少高いが、高いとは言ってもしれているが、実に旨い。
 
スイスに遥か日本から訪れ、どういった環境で育ったのか、つくらたのか解らないEUモノより安心・安全な🐞マークの「BIO SWISS」を購入した方がSustainable Swissに多少なりとも貢献出来るし、何より旨い。
 
シャレーで自らの意思で購入したチーズ、ハム、ワインなどで夕焼けや朝焼けみながら食事をしていると『つくづくスイスに来たな…』と実感しきっと感動する。 
巷の旅行会社のパッケージツアーで利用するホテルではこの体験感動は味わう事は出来ない。 

 

スイス滞在型&スイストラベルシステムにご関心ある方はご連絡下さい。素敵な旅ご提案します↓ 

〜スイス アイガー山麓グリンデルワルドで暮らす様に旅をする〜 ツェルマット編


かつてはグリンデルワルドからツェルマット迄は日帰りでは行けませんでした。 
しかし、2007年国民の悲願であった世界一長い「レッチュベルグベーストンネル」(34.6Km)が完成したので、グリンデルワルドからツェルマットまで日帰り観光が可能となりました。 
これ迄の美しい鉄道からの車窓とは違い殆どトンネル。 
グリンデルワルド駅からインターラーケン・オスト駅を経由してシュピーツ駅。 
ここでスイス〜イタリア間を走行する国際列車に乗り換え。
前車両はイタリアミラノ行き。一歩乗り間違えると国際列車なので一気にイタリアまで行ってしまう。乗り間違えないよう緊張の一瞬だ。 


毎日、「旅づくりの職人」が作り上げた小旅行をご用意している。
勿論、参加は自由だ。 
殆どのご参加者の目的は、山岳救助隊AIR ZERMATによる特別フライトだろう。
 
二十年以上予め日本から予約し毎年フライトしてきたが残念ながら今年、初めて荒天によるフライトキャンセル…。 
かなりの期待というより、滞在型旅行に参加する最大の目的がこのフライトという方も決して少なくないだけに非常に残念。 


 

AIR ZERMATT はアラスカ、ニュージーランドでフライトしているパイロットとは訳が違う。 
彼らは山岳救助隊なので、マッターホルンで滑落し骨など骨折して自力下山出来なくなったアルピニストなど1分、1秒争う人の命を左右される救助隊。
即ちそんじょそこらの観光ヘリパイロットとはレベルが違い世界トップフライター。  

ベース基地もツェルマット観光に訪れる方には先ず見つける事が出来なく岩肌が開きリフトで基地へ。 
ヘリに搭乗しない方も必見の隠れスポット。 
スイス老舗、TOM  TAILOR仕立てのフリース、トレーナーなどAIR ZERMATT公式グッズは此処でしか購入出来ない。 


ヘリフライトの後は、マッターホルンが最も近くで見る事が出来るマッターホルン・グレーシャー・パラダイス(3,883m) 
ツェルマット山麓から途中、フーリ トロッケナー・シュテッグと2階乗り継いで行くものの一気に富士山標高より高いポイントに上がるので心臓には負担はかかる。 
しかし、このヨーロッパ最高ポイント展望台にも約300名以上はエスコートし1人も高山病などにせず皆さん展望台までご案内し無事に下山させている。 
健常者であれば誰でも行けるかがきちんとリーダーである私のアドバイスに従って頂ければ貴重な体験が出来る。   

ヨーロッパ最高峰展望台に行くまでのゴンドラ眼下には「テオドール大氷河」が御覧頂ける。 
正に氷の河だ。 
写真は撮り損ねたが、このゴンドラ、デザインがかなり格好いい。 
それもそのはず彼のフェラーリ、マセラティの設計ピニン・フィリナ社デザインによるもの。ツェルマットともなると、流石イタリア色が強い。 


また、ツェルマットは高級山岳リゾート。
センスの良いショッピングも目白押しで、ウィンドウショッピングしているだけでも楽しくなる。  

新田次郎著「アルプスの村、アルプスの谷」を読んできた方々のために、マッターホルン初登頂後に起きた悲劇の物語として、フランスツールの谷に生まれし名ガイドクロの墓や山岳博物館に展示されているザイルで「初登頂成功の後に起きた悲劇の物語 切れたザイルの謎」と題してしっかり解かせて頂いた。 



明日、10/8 2023年スイス滞在型帰国報告会を開催します。 
巷旅行会社にはない、ありきたりの旅行には満足していない方 是非全国唯一無二のスイスお話しを聞きにお越し下さい。 

〜スイス アイガー山麓グリンデルワルドで暮らす様に旅をする〜 リギクルム鉄道編


スイス中央部に位置するリギ山は、僅か2,000mにも満たない名も無いマイナーな山。 
しかし、此処からは360°のアルプス4,000m級の山々が外輪山の様に大パノラマでご覧頂ける。 
余程、皆さん誰もが知るスイスの山へ上がるより感動は大きい。
「名を取るより実を取る」のであれば一押しだ。 
特筆すべきは、リギクルム鉄道に行くまでのグリンデルワルド〜インターラーケン・オスト〜ルツェルン迄の区間はスイスきっての絶景ルートだ。
スイス国内のほぼ全ての鉄道に乗ったが、自信を持ってお勧めする。


また、ルツェルンからリギクルム鉄道に乗車するには湖をクルーズしなければならない。
フィアヴァルト・シュテッテ湖(通称ルツェルン湖)は、どの港もとても洗練された美しい港街ばかり。 
彼のオードリー・ヘップバーンが湖畔教会でウェディングを上げた事も頷ける。   

リギクルム鉄道は、ヨーロッパで一番最初に建設された登山鉄道だ。 
また山頂にあるホテルはスイスで一番最初に出来た山岳ホテルだ。 
名も無い「リギ山」へ行くまでのルートといい、山頂からの360°の大絶景といい「旅づくりの職人」としては第一級だと思う。    


 



「旅づくりの職人」としてはかなり拘りがあり、同じシーニックルートを鉄道でグリンデルワルドに帰るのだが、西陽がたっぷりと湖に差し込む時間帯にグリンデルワルドに帰るので、氷河によって沈殿したロック・フラワー(雲母)が光に反射し、湖面がコバルトブルーに変わる。 
往路と復路では全くスイス鉄道からの風景も異なる。 

このルートもスイスパスを駆使しての小旅行。かなりの回数の鉄道駅、湖港で乗り換えする。 
乗り換えをホームからホーム、また予約車両がどのセクターに入るか頭にきちんと入っていて且つ20名ものお客様を一つに纏め上げ、恙無く安全第一に列車、登山鉄道、湖船にエスコートし加えて解説までとなると相当の経験がないと出来るものではない。 
この道一筋27年の経験があって出来る唯一無二の旅だ。 


今週末、10/8(日) 2023年スイス アイガー山麓グリンデルワルドで暮らす様に旅をする 帰国報告会を開催します。スイス鉄道、スイストラベルシステム、スイスパスにご関心のアルプス方はそのノウハウ全てお教えしますので、お気楽にご来遊下さい。