乗船日数1000日のクルーズアドバイザーブログ

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Withコロナ時代 中欧ドナウ河クルーズ 現地より経験談報告 その⑧

日本への帰国時における必要な対応

長かったドナウ河リバークルーズもそろそろ終焉の時が近づいてきた。 


 

現在は世界中の各国、帰国する際入国審査前の検疫所にて渡航先で出発72時間前に発行された「陰性証明書」が必要だ。 

アメリカ、イギリス、オセアニア、EU殆どの国は「Antigen Rapid Test」、所謂「抗原検査」と言われるもので「鼻咽頭ぬぐい液」による検査で入国可能だ。
誤解なきよう最初に言っておきますが、このTEST結果では日本政府は認められない
しかし、今後の参考にと経験。 

 

鼻咽頭粘膜を取り僅か4時間ほどで結果が出た。「NEGATIVE」勿論陰性だ。 


「MEDIC MEDICIANA GENELA」と医療機関名と担当者サインが重要。 
テストと証明書で€10。市中のTEST CENTERや病院へ行かずとも船内で僅か5分で終了。  


TEST後はゆっくり荷造りや旅の余韻に浸りながらパッサウまでのドナウ河らしい風景をアウトサイドのラウンジから…。陸路のヨーロッパ旅行ではこうはいかない。


私的領域は越えないが、日本政府も段階的に世界諸外国同様、今回の「Antigen Rapid Test」での陰性証明書でいづれ入国可能になると思う。 
しかし、現段階ではあくまでもPCR TEST結果による「陰性証明書」、しかも医療機関専用書式ではなく日本政府専用書式によるものでかつ医療機関名と医師のサインが必要だ。  


 

此処はミュンヘン空港内TEST CENTER。
此処でも勿論PCR TESTは可能でかつ日本政府専用書式に医療機関名、医師サインも対応可能。しかし、結果が出て私の手元にメールで届くまで最低24時間。フライトが翌日の12:00とは言え10:00の搭乗手続き開始時間に間に合わない。 

 

上の写真は同じくミュンヘン空港内の病院。此では僅か4~6時間後にメールにて日本政府専用書式でメールで届く。€209.44かなり高額だ・・・しかし背に腹はかえらられない。 


  

PCR TESTとはよく聞くが、即ち「鼻咽頭ぬぐい液」と「唾液」の2種類による検査。 
TESTは僅かに5分。TEST完了後はミュンヘン空港内ホテルにて待機。すると僅か3時間ほどでメールが日本政府専用書式にて「NEGATIVE」と。 
海外での充電、ロングフライトなど万一、充電切れまたは何かの故障でスマホやタブレットが開かない時のために、プリンアウトしておくと良い。 

 

↑↑これが日本政府専用書式PCR TEST「陰性証明書」だ。
これで晴れて搭乗手続き~EU出国~日本入国が出来る。 
因みに、最終搭乗の際にこの書類有無を確認せずに出国させてしまった航空会社にはペナルティが政府から掛けられるので航空会社からはかなり厳しいチェックがある。  


正直、此処までして現段階において欧州リバークルーズにお出かけになる奇特なクルーズ愛好家はいらっしゃらないと思う。 


しかし、日本政府だけが結果が出る迄に時間が24時間も要するPCR TESTそして日本入国後に2週間の経過措置を取る事を続けていては、どの航空会社も熾烈な国際競争には勝てないし、ツーリズム産業のみならず訪日企業も敬遠せざるを得なくグローバル競争には勝てなくなるため、段階的にCOVID-19TEST仕様と日本入国条件など緩和してくるだろう。 
ただはっきり言えるのは、Withコロナ時代におけるクルーズはこうした手続きを踏みながら確実に再開している。 


~ドナウ河リバークルーズ帰国報告~します 
ブログ上ではなかなか話せないもう一歩踏み込んだ現実的な話を、2022年航路発表と共に開催します。直ぐにクルーズに乗船するか否かではなく、ヨーロッパ最新事情を今後の海外旅行のあり方などをお話します。 
是非この機会にご参加ください。(定員15名 予約制)

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