乗船日数1000日のクルーズアドバイザーブログ

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Withコロナ時代 中欧ドナウ河クルーズ 現地より経験談報告 その②

何度も訪れているドナウ河、マイン河、ライン河だが、これ迄ずっと気になっていたメインストリートから入り込み裏路地の良さや、河畔沿いを列車が走っているので、これまでの「王道」とは違うリバークルーズの寄港地での楽しみ方をご紹介します。 


旅の基点は、スイスアルプスから流れる“イルツ河”、ボヘミア山地から流れる“イン河”、そして北海から流れる“ドナウ河”の三川が合流する、中世から宗教、経済、文化の要衝の街として名高いドイツPassau(パッサウ)


DB(ドイツ鉄道)はマイン河、ライン河、ドナウ河そしてドナウ・マイン運河沿いの景観良いルートを走っているので、クルーズでは寄港地しないレーゲンツブルク、ヴェルツベルク、バンベルクなどへもたっぷりある自由時間に行く事も出来る。
どこも中央駅から徒歩圏内に大聖堂、旧市街がある。 


 

ヨーロッパの歴史を簡単に表現するならば、古代ローマ人、北欧バイキングが地中海、バルト海の覇権を握ったあと、「海」から「河」を遡上してその領土を拡大していった歴史。  
従って、ライン河、ドナウ河、ローヌ河など河畔沿いに先ずは大聖堂、コロッセオ、浴場ができ、やがて旧市街が形成された。 
河畔沿いでは「海から始まる歴史の物語」が垣間見る事が出来る訳だ。  


 

どんな街にも所謂目抜通りがある。
実は「観光」が主のメインストリートから脇に入った路地裏こそ、訪れた土地の「暮らし」が垣間見る事ができ、また違う良さがある。 


学校帰り道草をする子供たち、薔薇公園で日がなのんびり日光浴を楽しむ老夫婦、土地の人々が集うレストラン… ガイドブックに出てくる名所を単に記録する旅はそろそろ卒業して、暮らしの中に溶け込み「土地の人になってみる」・・・
そんな旅をリバークルーズは可能にしてくれる。 


なかでもオーストリア インスブルックに本社を置くルフトナークルーズは、他クルーズ会社とは一線を画している。
通常リバークルーズは寄港地観光がキャビン代金の中に入っているので「自由度」があまりない。対してルフトナー社は毎食後のコーヒー・紅茶、夕食時のワイン、24時間のコーヒー・紅茶ステーションは他のクルーズ会社同様にクルーズ代金に含まれているが、寄港地観光はあえて皆さんがそれぞれのオリジナルで過ごして頂くことをモットーとしており、寄港地での過ごし方にはかなり自由度がある。 
勿論、ご希望の方にはクルーズ会社主催の寄港地観光はある。 


 

河畔沿いの列車で隣街へ行くも良し、裏路地巡りや地元の人が集う雰囲気あるレストランで郷土料理を楽しむも良し、私が言える立場にはありませんが、団体ご一行様とはまた違う旅をそろそろ体験してみてはいかが? 
記録づくめの旅にはなりませんが、記憶にはしっかり残る旅にきっとなります。 


 

ネット社会の今、カウンターで大きな地図を広げてオリジナルの「旅づくり」に対応出来る経験と情報を持ち合わせた旅行会社は淘汰され消えました。 
でも、自らのオリジナル旅づくりをしているワクワク感こそが、ドイツの文豪ゲーテの言った「旅は人に生きる力を与える」という事だと私は思っています。 


今回のドナウ河クルーズ帰国報告会と2022年航路紹介開催します↓
 

ルフトナークルーズ 空き・料金・航路↓ 

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