観光立国日本としてのフライ&クルーズ 定点定期ハブ拠点構想
東地中海クルーズのハブ港はイタリア・ベネチア港
西地中海クルーズのハブ港はイタリア・ジェノバ港
ハワイクルーズのハブはホノルル港
カリブ海のハブ港はマイアミ港
これら全て毎週末の同じ曜日に出港し7泊8日のクルーズを経て、再び同じ港に同じ曜日に戻る。(例:土曜日夕刻にハワイ・ホノルルを出港し、マウイ島、ハワイ島、カウアイ島を周遊し、再び翌週土曜日朝にハワイ・ホノルルに帰港)
このスタイルは、日本客船のように「日本」という僅か32万人を対象としたクルーズビジネスモデルとは異なる「全世界」3200万人を対象としたクルーズビジネスモデルだ。
そんなクルーズスタイルをすでに経験してきた世界中のクルーズ愛好家の次のターゲット海域は日本。
地中海やバルト海、カリブ海周辺の国々とは異なる美しさがあり、四季折々の旬の食材、和牛、日本酒、清潔、治安の良さという魅力溢れる「日本」に魅了されていた事は間違いない。
世界中の3,200万人のクルーズ愛好家を受け入れる羽田空港、成田空港と横浜ハンマーヘッド、東京国際クルーズターミナル、そして世界中で定点定期を得意とするMSC社、 RCI社、 NCL社 などが協力し、毎週末に東京国際クルーズターミナルなり横浜ハンマーヘッドから7泊8日で出港すれば、まだまだ日本の若い世代のクルーズ層が増える事はもとより、失速した訪日観光客を呼び込む事ができる。
フライ&クルーズ定点定期ハブ拠点構想は、観光立国めざす我が国にとって成長するための大きなエンジンになる事は間違いない。
また新クルーズ世代が出てきて持続性あるクルーズモデルとなる事請け合いだ。
そして何より、皆様クルーズ愛好家が週末を利用して気軽に安く日本周遊クルーズを楽しむ事ができる。
目下、国土交通省港湾局クルーズ振興室、外航課、観光庁など中央省庁と地方自治体等に、コロナウィルス終息後の新たな観光立国政策論に!と提言中だ。