乗船日数1000日のクルーズアドバイザーブログ

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故郷を愛する皆様と共に、クルーズ船客の満足度を考える 

昨日は三重県クルーズ振興連携協議会(事務局三重県雇用経済部観光局観光魅力創造課内)よりお招きを頂き「最新の日本近海を取り巻くクルーズ動向とクルーズ振興における地方創生の課題と展望」と題してお話をさせて頂きました。


今やクルーズを受け入れる港は、政府の「お断りゼロ」の施策もあり全国には約130も築港された。一つの国に此だけの数を有する国は世界でも例がない。(特に官民連携で新しく築港する港が、地方空港同様タブつきはしないか心配だが・・・)


そんな中、三重県は外国船籍寄港回数前年度比2.6倍、外国人乗船客数3.6倍と、全国数値を遥かに上回る伸び率。冒頭、事務局より今年度の取り組み報告がなされたが、「ONE TEAM」でされそうな事の全てをやりきっている・・・そんな印象を持った。
これまで海外クルーズを中心に約1,000日地中海、アラスカ、バルト海など様々な海域の港へ下船したが、「地元の方々が私達の来港を喜んで受け入れていて下さる」これはタラップを降りた瞬間に肌で伝わってくる。

 


日本発着欧米クルーズ船は今年、コロナウィルスの影響もあり多少の多寡はあるが14隻106航海、また環太平洋クルーズなど途中寄港地は21隻と、30隻以上が日本近海を航行する時代。日本は、全国で日夜前向きに物心両面でご尽力頂いている各港を有する関係者の皆々様のお陰で、政府が目指す「カジュアルクルーズからラグジュアリーまで幅広く対応した世界有数のクルーズディスティネーション」の仲間入りをしたと言っても良い。

特に、中・小型船の入港回数が新たに増えているので、三重県には伊勢志摩国立公園内には浜島港、また尾鷲港のような小さな港があり、そういった環境の港を求めるラグジュアリー船も多く、まだまだ伸びる可能性は高い。 


三重県さんのように、クルーズ振興と故郷振興を真剣に考えて下さる自治体が幾つかある。それらを繋ぎ合わせれば、必ずや海洋国家日本、観光立国目指す我が国にとっては「クルーズ振興と地方創生」をテーマに成長するための大きなエンジンになる事は間違いない。
クルーズ一筋24年 これ迄の御恩返し、観光立国目指す我が国の為に微力ながら貢献していきたい。

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