乗船日数1000日のクルーズアドバイザーブログ

クルーズのことならお任せ!手配から添乗まで終始一貫したプロデュースで27年・乗船日数1000日のクルーズアドバイザーが教える失敗しないクルーズのコツが満載

〜クルーズ振興における地方創生in四日市港〜


アフターコロナ、日本各港でクルーズ船誘致の活動が活発になってきた。


そんな中、四日市港客船誘致協議会(三重県クルーズ振興連携協議会)主催で「クルーズセミナーin四日市」と題した、四日市港やクルーズを愛する市民対象のセミナーを開催頂きました。 
私どもクルーズ業界にとりまして、港湾側から地域市民と共にクルーズを盛り上げよう!とする動きは、これ程有り難い事はありません。 


私からは「始めてのクルーズ、失敗しない上手な予約のコツと乗船後120%楽しむ方法」
郵船クルーズ大石様からは今こそクルーズ クルーズ船の選び方と日本船の魅力」と題して講演。


約80名ほどの市民がお越しになられていましたが、こうして講演をするとその地域の港湾関係者及び市民の方々の「熱量」が直ぐに伝わってくる。


開催前の雑談の様子  

講演会スタンバイも完了し、開催時刻まで少し時間があったので、お早めにご来場された方々と雑談。 
「クルーズは始めてだが、ワクワクして今日来た。」
「外資系クルーズと日本系クルーズの違いが良く解らないで…」

中には、既に世界一周をご予約済の方まで、実に幅の広いクルーズにご関心ある方々ばかり。 
俄然、私も講演前にボルテージが上がってきました。 



コロナ禍中は観光立国目指す我が国も将来の方向性を示す事は出来なかったが、実に4年振りに新たな「観光立国推進基本計画」が全閣僚会議を経て、2025年迄の方向性や目標が示された。 
訪日クルーズ250万人、受入港現在の67港から100港へ…など、具体的な定量目標も掲げられた。 
    
「観光立国推進基本計画」は約100ページに亘るが、ツーリズム産業に身を置く以上は必ず目を通している。


小泉政権時に観光立国宣言が打ち出され以後、総理大臣が座長での全閣僚会議が開催されるように。 
以前、観光庁長官室にて意見交換させて頂く機会に恵まれたことがあるが、観光庁長官としては全閣僚会議だけあり胃が拗れるほど厳しい会議だと仰っていた事は忘れられない。 


「観光立国推進基本計画」の指針を受けて、全国地方運輸局が中心に各エリア会議が開催される。 
小生も少し携わらせて頂きましたが、最も重要な事は会議の開催やフォーラムの開催や回数ではない。国、その地域、組織のリーダーの情熱、パッションが最も重要。 
四日市商工会議所にあれだけ多くの方々がご参集されたのも、各々のリーダーの情熱によるものであったと確信している。


此れから様々なエリアでクルーズ受入港を現在の67港から100港に増やす動きが活発になる。「クルーズ振興における地方創生」は地方振興の切り札にきっとなる。 


海洋国家日本、観光立国目指す我が国にとって、今は千載一遇の好機。 
地域、立場を越えて「クルーズ振興における地方創生」を実現していきたい。

〜スイス アイガー山麓グリンデルワルドで暮らす様に旅をする〜 持続可能なSwisstainable編


  



I need Swisstainable. | Switzerland Tourism 
 Swisstainable
「観光」を軸に農業、環境、教育、経済…様々な分野と融合し此れからの時代に備ている。


スイスは、フランス・ドイツ・イタリア・オーストリアなど、EU経済大国に囲まれている。  
しかし、スイスはEUに加盟せず独自通貨スイスフランだ。 


ロシアによるウクライナ侵攻、イスラエル・パレスチナ問題など欧州を取り巻く環境は厳しい。  
しかし、NATO(北大西洋条約機構)に加盟せず永世中立国だ。   


先の大戦では苦い経験があり、資源を持たない小国は日本と同じだ。

 

スイスは中途半端な「有機農業」を許していない。
一旦有機農業を選択したら、全ての科学肥料・農薬の使用は出来ない。そして、動物に与える飼料も同じ農場内で自ら有機生産したものを与えなければならない。  


写真にある「BIO SWISSE」原料の全てが有機で且つスイス産の原料で生産された証。 
所謂「Made in SWISS」 


私どもの企画「グリンデルワルド滞在型」は、Coopはじめ地元経営者のこうした「BIO SWISSE」やグリンデルワルドでつくららチーズ、牛乳、ヨーグルトなど選りすぐりを購入し体験出来る。此れが実に旨い―
シャレーでアルプスの山々を朝陽、夕陽をみながら大きなテラスで食べる。
至福のひと時だ。


規制が何らないEU製品と共に陳列棚にあるが、スイス国民はかけがえのない家族のため、そして愛するスイスのため、多少高かろうが「BIO SWISSE」を選ぶ。 



 

氷河✕温暖化✕エネルギー✕観光 
冒頭述べたよう、「 Swisstaninability」は様々な限りあるスイス資源を活用し課題を解決しながら、「富を生む仕組み」がきちんと組み上げている。 


写真はフランスとの国境「エモッソン湖」。
この数年の氷河溶解水は過去30年分に匹敵する。  
その氷河の溶解水を使い、国境に巨大水力発電所をつくりあげ、ヨーロッパのエネルギーの安定・大規模供給の切り札に。 


そして、付近にはこのクリーンエネルギーを使い山岳鉄道が走行し、美しい湖とアルプスの山々の風景をハイキングと共に楽しめるので、世界中から多くの観光客が訪れ持続可能なスイスモデルを楽しんでいる。  
 


Swirss tainableを体験出来るグリンデルワルド滞在型にご関心ある方々は↓までお問い合わせ下さい。 ↓ 

〜スイス アイガー山麓グリンデルワルドで暮らす様に旅をする〜 高山植物編


アルプスの高山植物の代表格と言えば、なんと言っても「エーデルワイス」
しかし、今どきはちょっとやそっとでは自生している場所は見つからない。 
たった1つの花目当てに、観光客でごった返す盛夏の頃に出かけるのも…。 


毎年、私は9月第3週に出かけているには理由がある。
そう!夏のバカンスが終わり観光客も減り、アルプス本来の静けさを取り戻すから。 


9月下旬ともなると高山植物は見られないと思っている方々も多いと思うが、決してそんな事はなく、まだまだこの季節の日差しは強く、高山植物も様々な種類を楽しめる。  


 

ラヌンクルス・モンタナス(キンポウゲ科 キンポウゲ属)
花弁には光沢がありまるで「バター」を塗った様なので通称「バターカップ」とも言われている。本来は5月〜8月は標高2,000m前後の場所が最盛期だが、麓のグリンデルワルド村裏山の標高約1,000m前後では、人混みが一息つき天気も安定する9月下旬が身頃だ。  


カンパヌラ・シェウキツェリ(キキョウ科 ホタルブクロ属)  
概ね、5月から咲き始め盛夏の頃には赤系のサクラソウ属や黄系のキンポウゲ属が多いが9月下旬は青や紫系のリンドウ科やキキョウ科が主役となる。 
  
ハイキングコースも銀座通り化する盛夏でなく、バカンスが終わりゴンドラの行列もなくなる9月下旬は高山植物マニアの方にもお勧めの季節。 


高山植物マニアの方にお勧めの一冊ご紹介。 
長年、スイスをガイドとして活躍してきた岡田季代子女史(ALPS WAY所属)。 
彼女が「スイスアルプス 高山植物ポケットガイド」をかつて出版。 
通常、高山植物は◯◯属 ◯◯科として「属・科」でジャンル分けされた高山植物ガイドブックは沢山ある。 
しかし、彼女は高山植物初心者でも簡単に探し易く「色別」で括った事。 
しかもスイスアルプスと表題にもあるぐらいなのでスイスに咲く高山病だけを纏めた優れモノ。 


ハイキングしながら先ずはアルプスの山々背景に沢山の高山植物を撮影し、後でゆっくり探して当てる… 
こんな「旅後」の楽しみ方も良いのでは… 
現在はAmazonなどの流通在庫のみ。 


夏の終わり、シャレー滞在型、スイストラベルシステムにご関心あればご連絡下さい。↓